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MRI クエンチ管 竹槍、BOX

2019.12.3.Tue

竹槍と聞くと、懐かしい気もしますがMRI装置で必要な部材になります。

多くのMRIは超電導磁石を用いて人の断面図を撮影します。

超電導磁石は-269℃以下を保つ必要が有る為、常時液体ヘリウムで冷やされています。

リニアモーターカーの動力となっている磁石も超電導磁石を使用しています。

いずれも、液体ヘリウムが人に触れると大事故に繋がりますので、異常が有った場合は安全な場所へ放出する構造になっています。

クエンチ管はヘリウムを部屋の外へ放出させるための部材になります。

面白いのがMRIメーカーの考え方の違いで、放出方法が大きく異なる事です。

こちらの病院は、MRI室が3部屋有って、1部屋だけMRIメーカーが違う為、写真中央の竹槍型になっています。

建具だけでは無く、こういったステンレス部材関係も担当させて頂いています。