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MRI撮影室用のシールド扉

2018.8.6.Mon

MRI撮影室用のシールド扉は、シールド施工業者さんの考え方の違いで形状が異なります。

今回は初めてのタイプのシールド扉です。

MRIは強い磁気と電波で人の断面図を撮影しますので、非磁性のステンレスで電波が漏れない様に製作します。

通常のステンレスの扉は、溶接熱で歪やすいので溶接をしない工夫をしますが、シールド扉は継ぎ目という継ぎ目、小さなカギ穴まで全て溶接し歪を取ります。

これが重要。

扉と枠の間に、漏れが無いように特殊なパッキンを入れ、約8m分のパッキンが3mm程度一緒につぶれるように、2人がかりで外しては付けて微調整していきます。

最後は溶接部が分からないように仕上げて出荷となります。

取付後、専門のシールド測定業者さんから扉の性能のを測定して頂きますが、これがまた厳しく合格の連絡があるまでドキドキです。