
工法紹介
保有資格
JISステンレス溶接技能者(TN-F) 6名
JISステンレス溶接技能者(TN-P) 5名
プレス機械作業主任者 1名
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2B(素地)
素地のままの仕上げ。溶接した箇所は焼け取りか、グラインダー等でビードカットした面の仕上がり。装置関係での指示が多い。キズがNGな品物は2B仕上げと指示頂き、通常の2Bと分けて考えている。ステンレス以外とSUS430の素地面は写真と異なる為、ご注意ください。
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#400
学校、病院の手洗いシンクや、食品、半導体装置関係で多い仕上げ。汚れが入り込む傷が無い為、清掃性が良い。鏡面まで磨かず、ボヤっと顔が写る程度の仕上がり。内面研磨は、外面研磨より輝きが落ちる点にご留意ください。
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HL(ヘアーライン)
普段の生活で使う、ステンレス製品で一番多い仕上げ。#400より光沢が無く、高級感、重量感が出る。一定方向、直線に傷を付ける加工。工程が増える為、#400研磨より割高になる。傷が目立つ為、人が触れる箇所では不向き。
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バイブレーション
近年、増え始めた仕上げ。新しいビルのエレベーター枠で目にする事がある。光沢が少なく主張しない為、木工との相性も良い。傷が目立ちに難く、住宅向けのオーダーシンクで注文頂く事が多い。円弧でまだらに傷を付ける加工。HLと同様、工程が増える為、割高になる仕上げ。
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#800(鏡面)
ぞくに言う鏡面仕上げで、鏡としても使えるくらい、きれいな光沢や写像性を持つ仕上がり。板の状態では#800だが、溶接仕上げ部分は#600まで落ちる点にご留意ください。建具などは、ノックダウン構造や、#800の面材をボンドで貼付けるなどの工夫をしてなるべく溶接をしない設計が多い。
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ビーズブラスト
指紋がつきにくい、光沢が少ないスリガラスの様な仕上がり。ガラスビーズを材料に打ち付け、表面に凹凸を付ける加工。かなり割高になり、加工できる大きさや形状が限られている点にご留意ください。
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グラインダー仕上げ
溶接部をグラインダーでビードカットしただけの仕上げで、塗装になる製品や、見えなくなる部品、安価に抑えたい物にお勧め。仕上げた箇所は軍手が引っ掛からない程度の粗さの仕上げ。
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溶接しっぱなし
ビードカットをしない状態。強度が有り、安価に抑えられる。装置部品の振動フィーダ―や、車のマフラーなどは、振動での溶接割れが発生するリスクが有る為、溶接しっ放しがお勧め。
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精度出し曲げ
板厚t0.6~t3.0で4,250の長さ、板厚~t5.0は2,500の長さの、高精度の角度・寸法曲げが可能。
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長尺曲げ
板厚~t1.5で6,000の長さ、板厚~t5.0で4,000の長さの曲げが可能。
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ヘミング曲げ(あざ折り)
板を180°折り返した後、平らに押しつぶす加工。安全性の確保、補強、などの効果がある。
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爪曲げ
EMCシールド部材の接点となる形状。一体で折り曲げを行い、電波の漏れを防ぐ。
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ロール曲げ
ステンレスで板厚~t6.0の円筒曲げが可能
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テーパー曲げ
すり鉢状に曲げる加工で機械に頼れない加工。当社が得意とする加工でもある。
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段曲げ
段を低くZ型に曲げる加工。一般的な曲げ方では曲がらない為、特殊な金型で加工を行う。
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TIG溶接
キレイに仕上がる溶接で、自由度も高い為、様々な材質、複雑な形状の加工に適している。当社が得意な溶接でもある。
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半自動溶接
厚板で強度を要する箇所に用いる溶接。溶接ビードはキレイになり難いが、ちょっとした隙間でもガシガシ溶接が可能。
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YAGレーザー溶接
板厚0.3mm~1.5mmの薄板の溶接に適している。入熱が少ない為、歪も抑えられるが、強度面で注意が必要。
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全周溶接(全溶)
気密性が必要な箇所に用いる溶接。入熱が多く最も歪みやすい為、必要最小限の全容指示がお勧だが、当社の得意な溶接でもある。
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肉盛り溶接(棒入れ)
強度が必要な箇所に用いる溶接。基本となる溶接で強い溶接が可能だが歪みやすい特徴もある。
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裏波溶接
溶接面だけでなく、裏側にも溶接ビードを出す溶接。食品工場の配管など衛生状態を保つものに適している。当社の得意な溶接でもある。
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舐め付け溶接
薄板で用いる事が多い溶接。歪は少ないが、肉盛りに比べて弱い為、厚板や、割れやすい材料の場合は注意が必要。
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タップ溶接(ピッチ溶接)
溶接歪を抑える為の溶接。補強やプレートなど、気密性を必要としない箇所の用いる溶接。構造次第で十分な強度も確保できる。
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焼け取り不可の溶接
見せる溶接。焼けは腐食の原因になる為、焼けない様に溶接をする。難易度が高い溶接だが、チタンは通常でも同等な溶接を必要とする。
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タック溶接(点付け)
本溶接の前の仮付けに使う溶接だが、歪を抑えられる為、看板や装飾関係の化粧面材に用いる事も有る。衝撃で外れやすい為、用途に応じた注意が必要。
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スポット溶接
一点のスポットだけを溶かし込む為、そこ以外はほとんど歪まないで溶接が可能。厚板ができなかったり、機械の加工範囲に制限が有る。
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半田溶接
アーク溶接では高温で対象物が穴が開いたり溶けて無くなるものの接続に用いる。当社ではEMCシールド窓用の網の接続に用いている。
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バルジ成型加工
内圧をかけて膨らませる加工。
金型が不要な為、低コストで滑らかな加工が可能。
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浸透探傷検査
タンクや、槽などの溶接箇所から液体漏れが許されない気密性を要する製品に行う検査方法。
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焼け取り
溶接による表面の焼けを、電解機で焼け取りを行う処理。焼けは腐食の原因となる為、不動態処理を行い、キレイに仕上げます。
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タップ検査
当社でタップ加工れた箇所は、全数JISのねじゲージを用いての検査を行っている。
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締付けトルク検査
ネジの締付けトルク管理が必要な製品に用いる指示。全数検査と抜き取り検査が有る。
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加圧検査
圧力容器などの、気密レベルが高い製品に行う検査方法。密閉状態を作れる物に限られるが、検査精度は高い。
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叩き出し
機械では加工できないR形状をハンマ―等で叩き出して成型する加工。
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スタッドボルト、ボス
板にボルトやボスを溶接。ボルトはM3~M8、ボスはM3~M5が溶接可能。裏面に丸く溶接跡が出る為注意が必要。
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バーリンク
薄板で充分なネジ山が加工できない場合、穴の周りに立上がりを成型し、ネジ山を確保する加工
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ルーバーL(n)-P
通風のために隙間を開けて熱を逃がすための加工
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パイプエグリ
丸パイプ同士を溶接する用いる加工。
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バリ取り
切断された板端はバリが有り、触ると切れる恐れがある。当社では全ての製品のバリを除去を行っている。