
銅は人類が初めて使った金属と言われ、古くから使われている身近な金属ですが、プラスチックなどの普及とともに、銅の用途は主に電線など限定的なものとなっています。
しかし、リサイクル性がよく、抗菌作用を持ち、新型コロナウイルスにも効果を発揮することから、現代の深刻な問題に適した優れた金属でもあります。
また、銅は育てる楽しみがあります。
銅特有の錆により時間とともに色が変化し、さらに手入れ方法の違いでも表情が変り、世界に二つと無いシンクに育ちます。
【経年変化】




実際に使用した銅シンクの経年変化です。
大人2、子供1人家族の洗面・手洗いとして毎日使われています。
半年間であっという間に色が変わり、そこからはゆっくりと変化しています。
2年目では生地の光沢も落ち着き、全体に褐色し、緑青した水滴模様が重なって深見のある色合いになっています。
このように、銅はあっという間に錆ますが、鉄のように中まで錆が侵食してボロボロにならない、耐食性に高い金属でもあります。
【お手入れ】
基本的には一般的なシンクと同じ手入れ方法でが、銅はとても柔らかい金属なので、凹みやすくキズが付きやすので、物を落したり、粗いスポンジで強くこするようなことは避けて下さい。
洗剤は、一般家庭にある物で素材が痛むことはありませんのが、酸性やアルカリ性の洗剤で緑青が落ちる事があります。落ちたとしても、2・3ヵ月もすれば緑青します。
水滴模様を薄くしたい場合は、使用後にお湯をかけて水分を拭き取ると滑らかな褐色になっていきます。


【エイジング処理】
店舗などでお使い頂く場合、変化の途中過程ではなく、落ち着いた色合いでお客様にお使い頂きたいというご要望が多く、2年程度使いこんだ色合いにエイジング処理も対応しています。
形状、納まりの紹介

一般的なタイプです。天板に槽が落とし込むように開口加工し、フランジ部分を接着するタイプです。
銅坂と天板に隙間が出てくる為、ウレタンハンマーなどで銅坂側を叩いてなじませる必要があります。
フランジ部分を折り返して、シールシロをつくる場合もあります。


天板・カウンターの下から取付るタイプです。
人口大理石など、開口部分の小口仕上げられる天板に使われることが多いです。
銅は柔らかいので大きさに応じてフランジに補強板を入れて対策します。


天板への加工は、排水穴と固定穴のみで取付できます。
銅の存在感が出ますが、銅板を多く使う為、割高になります。

<シンクの外側>
シンク下が密閉された環境で、通気悪い状態でお使いに場合、結露防止シートの貼付けをお勧めします。
排水管が結露により錆びてしまったり、シミ・カビや住宅破損の原因に為、それの予防策になります。
槽が露出する場合は、研磨仕上げをご指示下さい。強度の問題から、溶接ビードは残したままの研磨になります。

排水金物の紹介
シンクは下水に排水することがほとんどですが、その際に下水菅から悪臭や害虫が室内に侵入してくるのを防ぐトラップが必要になります。
さまざまなトラップがありますが、用途に適したトラップをご紹介します。
<ワントラップ>

ゴミカゴが付いており、野菜の切りくずや、髪の毛などでの配管詰まりを防止します。
配管が太く、排水量の多い箇所に向いていますが、塩ビ配管やジャバラで繋ぐ必要があるため、配管が見える箇所には不向きです。
<Sトラップ・Pトラップ>

小型の手洗いボウルなどに使われます。
配管をメッキされている物がほとんどで、露出配管でもキレイに納まります。
配管径は細く、大量排水やゴミが出る箇所では不向きです。
【おすすめの排水金物】

メーカー:SUGICO
品名:大型防臭排水トラップ
品番:TO-301
材質:ステンレス

メーカー:IMC
品名:SUS304 防臭排水トラップ
品番:NZ-SD413
材質:ステンレス

メーカー:KAKUDAI
品名:丸鉢金物
品番:430-005-25
材質:黄銅(生地)


←排水金物も銅シンクと同じように、経年で変化するよう見え掛かりを銅メッキ処理し、蓋を銅で作り替えしております。
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オーバーシンク、アンダーシンクは、弊社ホームページに銅シンクセミオーダーシートをご用意しております。
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